「魂にも重さがあるんだって、」とあなたが言ったことがあった。
俺はへぇ、とだけ答えて黙り込んだ。
カラダはふわふわと浮いているのに自分の姿が分からない。
もう一人の自分があなたの傍で倒れていた。
あなたはまるで俺があなたを裏切ったみたいな顔をしていた。
声を出そうとしても喉に突っ掛かって出てこなかった。
安易なことではないなと自分でも分かっていた。
俺はもうこの世界に戻れないのかと目まぐるしい空気を只見続けた。
あなたが零す涙は哀しい程透き通っていた。
俺はそっとあなたの涙を拭ってやった。
「、
帰りたいよ。
」
「考えすぎだよ」って あなたは笑った
(...Title&LastWords By Syrup16g)
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