仕事探しなんて容易にできるもんじゃない。
「土地開発業者に弁護士・・・サービス業・・派遣OL・・・か、」
職業関連の雑誌がテーブルに山積みになっている。
はその山の中からがさがさと一冊あさってはまた一冊と、その行為を繰り返していた。
これを続けてかれこれもう二三時間になる。
重々しい空気の中、縁側に寝そべっていた総悟がダルそうに口を開く。
「土地はいいから愛を開発してくれィ。」
「じゃあ良い仕事紹介してよね!!」
そもそも何でこんな事になったかというと、が女隊士としてこっそり真選組で働いていたことが幕府にバレたのである。
それもそのはず、は近藤局長、土方副長、沖田一番隊隊長と共に剣術を学んだ身、隠れて仕事をしていたといえどもバリバリの活躍ぶりである。
「ウェイトレスとか!」
「に合わねェ」
「キャビンアテンダントとかは?」
「じゃねェ」
「じゃあ・・・受付嬢!」
「は黙ってられねェだろィ」
「じゃあどうすんのよー」
は縁側でぐだーっと寝そべる総悟の額をぺちんと叩いてやった。
「何すんでィ」
すると今度は総悟がムクッと起きあがり、を床に押し倒した。
「何すんでィ」
「似てねェやい」
が恥ずかしそうに腕で顔を覆うと、総悟はその腕を掴み避けて深く口付けた。
セックスのとき以外であんまり舌を掻き回すとが嫌がるので程々にしておいた。
「やっぱり総悟の隣に居たいよ。」
その言葉が妙に頭から離れなくて俺はまたに口付けた。
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