ピンポンピンポンと何度もインターホンを押す。
しかし、彼女は出てこない。
「ー居るんだろィ?開けてくれよー」
ピンポンピンポンうるさいよ!
何なのよ!一体全体何がしたいのよ!
ピンポンピンポン
それでもまだ鳴りやまない音。
「ー頼むから出てきてくれィ。」
もう逃げたい。
総悟、昨日めっちゃ綺麗な女の人とでれでれしながら歩いてたの見たんだ。
きっとその人と付き合ってるに違いない。
もう諦めたの諦めたの諦めたのに!
と、途端にインターホンが止んだ。
帰ったのかな・・・。
恐る恐る玄関のドアを開ける。
「好きでさァ。」
もう彼から逃げられない。
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