「“愛してる”なんて言ってないわよ、」







が口にしたその言葉が妙に頭にインプットされていて俺は困った。



が大嫌いのはずの俺へのプレゼントの中身は、紺色で覆われた目覚まし時計だった。



そういえばこの前俺が寝坊してが起こしに来たとき、






「目覚まし時計、無いのね。」



「んなもんいらねぇよ。」







そんなことがあった。




















「“愛してる”なんて言ってないわよ。」



















「じゃあなんで俺の誕生日覚えてたんだよ。」



彼女の去っていった背に向かって呟いた。






















「“愛してない”とも言ってないじゃない、十四郎。」






















戯言みてぇな空耳だな、と俺は苦笑した。






素直になれないのがあなたの癖でした。



























































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