「貴方は危険な吊り橋の上に居ます、強い風が貴方と橋を忙しく打ち付け、橋はぐらぐら。橋の下には濁流が流れ、速さを惜しまない状況。さて、貴方はどうする?」
ソファで寝転がっていたあたしは唐突な質問に耳を疑った。
そもそも急に心理テストみたいなことを言い出すぎんちゃん自体おかしい。
「どしたの、急に。」
「いや、ならどうするかなーってな、」
あたしならどうするだろう、でももしそれが素敵なお城の中の中央にあるおっきな階段で、その下にはぎんちゃんがあたしを待ってたなら!
「なーにうっとりした顔しちゃってんの?」
急にぎんちゃんの顔が近づいたもんだからあたしってばびっくりしちゃって思わず「わっ!」っと声を出してしまった。
「で、ならどうする?」
「あたしは・・・・・・・・
なんとしてでも貴方に逢いにゆくわ、
どんな恋路も危険極まりない階段
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