ダンダンダン!と階段を駆け上がる音がする。
「きっとアルヨ!」
と、神楽がはしゃぎ出すと、銀時は「マジ?」と一言呟いてから立ち上がり、玄関へ向かった。
「お邪魔しまーす。」
「おお、上がれ上がれ。」
「ああこれ、オランダの友人からお土産貰ってさー」
「何コレ?」
「ストロープワッフルって言うんだけど、何って言うか・・しけたワッフルコーンみたいなの。おいしいよ。」
「へぇ、新八、茶。」
「紅茶にします?」
「うん、紅茶の方が合うからね。」
二人でソファに腰を下ろしてそっと包みを開ける。
「、コレ甘いアルか?」
神楽が目を輝かせながらに問いかけた。
心が清いなあと神楽の事を羨ましく思いながらは答えた。
「うん、ちょっとね。でもバターが結構入ってるよ。」
「ま、何事も試してみるのが一番、ということで頂きます。」
「どーぞ。」
銀時は丁寧に手を合わせて挨拶してからストロープワッフルに手を伸ばした。
銀時は口をもごもごさせながら「うん、おいしい。」と言った。
それを確認して神楽も一口でストロープワッフルを頬張った。
「良かった、おいしいって言って貰えて。」
はそう言ってにっこり笑った。
すると銀時もにんまりと笑った。
「やっぱり、の笑顔が一番おいしい。」
デザートは君。
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